アメリカのスクラップインセンティブについて
アメリカにもスクラップインセンティブの制度が導入されました。2009年の夏のことです。「カー・アローワンス・リベート・システム」という名称ですが、アメリカのスクラップインセンティブは、日本や欧州諸国のものとは性質が異なります。

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それまで保持していた中古車と、買い換えをおこなった自動車との燃費を比較することによって支払われるものであり、1台につき、4500ドルという大変高額な補助金が出ます。当然と言おうかなんというべきか、政府の当初の予算枠であった10億ドルは、わずか一週間で底をつき、その後しばらくの間、追加措置がとられたものの、その期間は大変短いものでした。この特別措置に乗り遅れた国民の不満はすさまじく、一部ではデモ行進などもおこなわれ、スクラップインセンティブ自体への反論も多く出ました。

廃車

まだ使用できる自動車やその部品を、補助金欲しさに、さっさと廃車してしまうことは、むしろエコの観点から、反社会的であるという点、また下取り車が、補助金が給付されるせいで、これまでのように中古車として市場に出回ることがほとんど無くなりました。その結果、需要と供給のバランスが大きく崩れ、中古車流通量や、価格に著しい影響があったということです。

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特にアメリカでのスクラップインセンティブは、一月足らずの施行期間であり、お世辞にも成功した例とは言えないと思われます。もっともその短期間においても、自動車販売台数はそれなりに伸長したようですが、それも一時的なものでした。