間違ったマッサージ方法
マッサージの多くは、身体に直接触れることで物理的な圧力をかけ、その影響によって各部位の構造的、機能的調整を行うというものです。しかし、人体に一定のテンションをかける以上、もしその調整を間違えたとしたら事態は深刻です。マッサージによる効果の恩恵を受けたことがある人はたくさんいると思いますが、もしかしたら同じくらいの人が、間違ったマッサージの被害に遭っているのかも知れないのです。



日本では、基本的な法制度として、相応の資格を持っている人だけがマッサージを行うことができるとされています。これは「しかるべき教育機関において、正しい知識と技術を身につけなければ、マッサージを行うことは危険である」という考えが根底にあると言い換えることが出来るのではないでしょうか。技術が未熟で知識が不足している、いうなれば素人が行う間違ったマッサージとは、いったいどんなものなのでしょう。

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例えば多くの方は親御さんの肩たたきや肩もみをしたことがあるでしょう。これは「按摩」に近い行為ですが、そうであるなら遠心性(心臓に近い部位からはじめて遠い部位へ移行すること)に留意すべきであり、腕を揉んでから肩を揉むのは手順が逆ということになります。腰を押すのは指圧に近いのでしょうが、ここでは皮膚に対して垂直に圧力をかけることが求められます。もちろん力加減が重要なのは当然ですが、集中力も必要と言われています。「生兵法は大怪我のもと」にならないよう注意しましょう。

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マッサージを行う部位の状態も重要です。たとえばガンなどの腫瘍性の疾患や出血性疾患、リュウマチや筋萎縮性疾患、あるいは心疾患等の患者に対して患部をマッサージするのは適切ではないと言われますし、病状としても椎間板ヘルニアは悪化の危険性があると言われます。骨粗しょう症患者はマッサージによって容易に骨折する可能性があります。もちろん脱臼、骨折の疑いがある場合も、マッサージを行う対象とするのが適当ではないことは言うまでもないでしょう。
マッサージは「気持の良いもの」であり「健康に良いもの」であるという認識は、大半の方にあることでしょう。しかし、その効果が大きければ大きいほど、いったん間違った方法で行われてしまったとき、その被害も比例して甚大になるという認識は常に念頭に置くべきであり、その予防のために「マッサージに対する基本的な知識」は持ち合わせておくことが、最低限必要であるとも言えるのです。